一直線穴熊 早い△8四歩・続
前回の続き。
ちなみに、浮かむ瀬に掛けてみると+300ぐらい先手に振れる局面だ。
狙い筋を示すために漫然と続けてみると、△5二金、▲3七桂、△6二金左、▲4五桂。
△4二角に▲6六金と金を繰り出す。▲5六歩もありそうだが、△4四歩ぐらいで忙しくなりそうだ。
▲6六金以下、△3三桂、▲5五金、△5一飛、▲5六金、△4五桂、▲同金、△7五歩、▲5四桂、△7六歩、▲2二角成が一例。
△5二金のところで△6四歩などと反発するのも、▲同歩、△同銀、▲2四歩(先に▲2四歩もあるか)で上手く仕掛けることができる。
この形は、ゆっくり組み合ってから動こうとすると、後手だけビッグ4への発展型があるので居飛車の作戦負けになりやすい。
金銀四枚が囲いに密着するのは居飛車の方が先なので、隙あらばどんどん動いた方が良いのだろう。