Dimensional Sniper

将棋 / 研究 / 青嶋未来

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

一直線穴熊 早い△8四歩・続

前回の続き。 ちなみに、浮かむ瀬に掛けてみると+300ぐらい先手に振れる局面だ。 狙い筋を示すために漫然と続けてみると、△5二金、▲3七桂、△6二金左、▲4五桂。 △4二角に▲6六金と金を繰り出す。▲5六歩もありそうだが、△4四歩ぐらいで忙しくなりそうだ…

一直線穴熊 早い△8四歩

先日の実戦を題材に、少し検討。 △6四歩や△5二金を省略し、△7三銀~△8四歩を急がれた。 △5二金と上がった時の▲8六角の筋を牽制している。 以下角を右に転換する構想で漫然と組むと、下図のように進みそう。 以下▲4八飛~▲2六角~▲3七桂が一例。 ▲4…

対中飛車△7三桂急戦 04

前回の続き。 以下△同歩、▲同飛、△7七角成に何気なく▲同銀と取っていたが、ここで▲同桂と取る手があった。 実戦中も少し考えていた手ではあったが、こちらの方が優るようだ。 評価値はやや先手に振れる。▲5五角や▲6五桂、▲3四飛などを組み合わされるのは…

対中飛車△7三桂急戦 03

前の記事の次の対局より。 青嶋先生が指していたのを見て興味を持ち、少し前に記事にした形です。 これまで調べてきた手順は、△7三桂に▲6六歩と防ぐ手順。 本譜ではここで▲5四歩と突かれた。 ありそうな手だが、指されたのは初めて。 実戦では長考の末、…

一直線穴熊 ▲4六銀型 05

昨日の続き。 まず感想戦で検討したのは下の局面。 ▲7九銀右は△7一金や△6二金右と代わった時に損得が微妙なのでどうかというところでしたが、▲4六歩はあったか。 △4四飛なら▲6五歩~▲5五角で切り返せる。これもじっとされた時に手が分からずやめたの…

一直線穴熊 ▲4六銀型 04

強い方に教わる機会があったのでメモしておきます。 中飛車側が▲4六銀(先後逆なので図の場合は△6四銀)と出てくる形に、すぐ△7三銀(▲3七銀)と右銀を攻めに使う手を一時期解説していた。 honey1728.hateblo.jp 今回は最もオーソドックスな下の形で対抗…