角換わり▲4五桂 基本の攻め筋 01
さて、材料も揃ってきましたので、おさらいしながらまとめておきます。
まずは基本的な攻め筋をざっとまとめておきます。まずは▲4五桂に△2二銀と引かれた場合の攻め筋から。
先後同型から▲4五桂と跳ねたところ。先手の攻め筋の確認ですから、後手陣を非常に条件の悪い形にしてみました。
以下△2二銀、▲2四歩、△同歩(△4四歩なら▲2三歩成~▲2二歩)、▲同飛と進む。
ここで△2三銀なら落ち着いて▲2九飛と引いておき、△4四歩や△2四歩なら▲2二歩がある。△2二歩と受けてきたら▲5五角や▲2四歩~▲2六角だが、今回は省略。
△2三銀で△2三歩、▲3四飛、△3三桂(△6三銀等なら▲3二飛成~▲5三桂成)なら、▲5五角と打つ。
△6三銀なら▲6四角と出てしまい、△同銀に▲同飛で飛成が受けにくい。
△5二金の先受けなら、▲7五歩で攻めが繋がる。
▲2二歩、▲3二飛成、▲5五角、▲7五歩といった手は▲4五桂からの攻め筋の基本中の基本。受ける方の形によって成立する筋や組み合わせ方が変わってくるので、パターンを頭に入れておきたいところ。
(…と偉そうな口をききながら、自分が一番わかっていないのですが)
上の攻め筋の中で、特に▲5五角は応用範囲が広い。先の例では桂頭攻めが狙いの角打ちだったが、下のような例もある。
△2二銀に▲2四歩、△同歩、▲5五角。
以下△4四角なら▲6四角~▲3七角と戻れる(▲4七歩型の特徴)ので大丈夫。
△6三銀と歩を守る手が普通に見えるが、いきなり▲2二角成と切って▲2四飛と走る。
△2三歩なら▲3四飛、△2三角なら▲2九飛といった展開。すぐ終わりという訳ではありませんが覚えておきたい攻め筋。
他、形によっては▲1五角と打って△4二玉を直接狙うことや、▲2六角と打って△4四歩を防ぎつつ5三の地点を狙うこともある。
さて、もう一つ載せておきたい順があるので、また明日。