角換わり▲4五桂 02
今回は、▲4五桂が成立する典型的なパターンをまとめてみます。まずは▲4五桂に△2二銀と引いた場合に潰れる形を見ていきます。
暫くはこいなぎさんのツイート頼りでまとめ、分類ができてきたら図面にして整理したいと思います。
前回も載せたツイートですが、まずこの攻め筋は基本。
【角換わり▲4五桂の成立条件】
— こいなぎ@24 (@naginyan135) December 19, 2016
▲4五桂が成立する条件=△2二銀と引けない場合である。
▲4五桂に△2二銀と引くと▲2四歩△同歩▲同飛で、1△4四歩には▲5三桂成から▲2二飛成があるし、2△2三銀には▲2九飛△2四歩▲2二歩がある。
よって△4四銀だが▲2六角からの攻めが決まる。 pic.twitter.com/l01rk6JfDr
▲5五角の筋を絡めるパターンも多い。この形は▲3五歩の突き捨てを入れているのもポイント。
【角換わり▲4五桂の成立条件】
— こいなぎ@24 (@naginyan135) 2016年12月22日
この形は▲4五桂が成立する。
飛車のコビンが開いているため非常に危険だ。
△2二銀も▲2四歩△同歩▲同飛で、▲5五角の筋があるため受けが難しいし、本譜の△4四銀にも飛車を切って▲5五角が決まる。 pic.twitter.com/xzqvfGioEV
同じく、▲5五角の筋。前の記事で後手受け切りと書いた形は▲4六歩と△5二金の交換が入っている。▲4六歩と突いていない場合、▲5五角~▲6四角の後に▲3七角とここに引けるのが大きな違いだ。
【角換わり▲4五桂の成立条件】
— こいなぎ@24 (@naginyan135) 2016年12月23日
毎年クリスマスに学生大会があてがわれててかわいそうだなぁイブくらい彼女と過ごさせてあげてって思うけどよく考えたら王座戦とか出てる人達に彼女とかいるわけないし同情の余地もないことに気付くんだけどこの局面では▲4五桂が成立する。△2二銀なら▲5五角だ。 pic.twitter.com/xcj5M0UNBu
もう一つ同じ筋。
【角換わり△6五桂の成立条件】
— こいなぎ@24 (@naginyan135) 2016年12月23日
この形は△6五桂が成立する。
過去にツイートしたとおり、△5五角が急所の一手だ。△6三歩型なので、△7三角と引ける含みがある。
本譜の▲6六角にも△4六角と歩得し十分である。△6五桂もなかなか取られないのでこうなれば跳ねた成果が得られていると思う。 pic.twitter.com/VbKBiPRaMi
これも似た筋。
【角換わり△6五桂の成立条件】
— こいなぎ@24 (@naginyan135) 2017年1月3日
図から▲8八銀なら△8六歩▲同歩△同飛▲8七銀△8一飛▲8六歩に△4四角で、1、▲6六角なら△同角〜△8八歩〜△5七桂成があるので、2、▲8八角だが△同角成〜△4四角で▲7九角しかない。
右玉を目指すなら▲3七桂▲2九飛より▲4八玉を急ぐのが本筋。 pic.twitter.com/tR4eGUK3xc
かなり高度にした例。
【角換わり▲4五桂の成立条件】
— こいなぎ@24 (@naginyan135) 2017年1月4日
世間は仕事始めだというのに▲4五桂の成立条件についてつぶやいているとあなたの人生観どうなっているんですかと言われそうだがこの局面では▲4五桂が成立する。
▲7七角△4四角を利かしてから、△2三銀▲同飛成▲2四歩〜▲2二銀が必ず覚えてほしい攻め方だ。 pic.twitter.com/kpeG55XPcX
これは早繰り銀に対してだが、△9五角や△8四角とこちらから打つ手もよく出てくる筋。△8四角に▲6六角なら△7三角と引く手があることも合わせて覚えておきたい。
【角換わり△6五桂の成立条件】
— こいなぎ@24 (@naginyan135) 2016年12月22日
よく「こいなぎさんはプロ棋士ですか?」とか「彼氏はいますか?」とか「寝る前の30分はなにしてますか?」とか「ホモなんですか?」とか聞かれるけどこの局面では△6五桂が成立する。
△9五角から△8四角が▲4六銀型を咎める動きで△4四歩で銀を圧迫できる。 pic.twitter.com/HDujNHzXlL
桂を跳ねている相手に△3五歩を絡める手も多い。
【角換わり△6五桂の成立条件】
— こいなぎ@24 (@naginyan135) 2016年12月25日
彼女もいないしやねうらおさんの問題も解けないしでクリスマスが終了する悲しい人のためにこの局面は△6五桂が成立する。
△6五桂に▲8八銀は△8六歩で、▲8七銀に△同飛成から△7八角がある。
私の会心譜となったが前半の文章は全く△6五桂とは関係がない。 pic.twitter.com/U0RAkHqhtB
上の応用編。受ける側が桂馬を跳ねている場合、銀が桂頭を守っている形でも▲7五歩(△3五歩)を入れておくのが手筋だ。この場合は▲3五歩の突き捨ても入れるべき。受ける側としては跳ねない方が受けやすい変化が多い。
【角換わり▲4五桂の成立条件】
— こいなぎ@24 (@naginyan135) 2016年12月31日
紅白見ると松田聖子出てていよいよ2016年も終わりかあ早かったなあと思って切なくなるけどこの局面では▲4五桂が成立する。
△7三桂型には▲7五歩を絡めて攻めるのが基本。
以下は△4四角に▲同飛△同歩▲同角だ。 pic.twitter.com/WJcsFVScEF
似た例。△8二飛・△6二金型への仕掛け。
【角換わり▲4五桂の成立条件】
— こいなぎ@24 (@naginyan135) 2017年1月2日
△8二飛△6二金の形の瞬間で仕掛けるのは一つのポイントになる。
▲7一銀があるので、▲2四同飛に△2三銀としにくい。
実戦の△2三歩には▲3四飛と潜っておいて、やはり▲7五歩の桂頭攻めだ。
△6三角と打たせてひとまずは成功である。 pic.twitter.com/2rcDzns63I
大雑把ですが、とりあえずこんなところでしょうか。またいつか内容を精査して上手くまとめたいですね。
次回は△4四銀に対する攻め筋をまとめてみます。